松本マラソンの不正会計問題(松本市)と長野大学の不正会計問題(上田市)との違い

松本マラソンの不正会計問題(松本市)と長野大学の不正会計問題(上田市)との違い 未分類
松本マラソンの不正会計問題(松本市)と 長野大学の不正会計問題(上田市)との違い

松本マラソンの不正会計問題

松本マラソンの不正会計問題が報道されています。マスメディアでも大きく報道されており信濃毎日新聞朝日新聞などでも取り上げられています。

各報道によれば、例年、開催されている松本マラソンの運営において、赤字に見せないために会計処理を誤魔化して黒字になっているように見せかけたとのことです。それを受けて、松本市の市長が謝罪会見し、今年秋に予定されていた大会を中止すると松本市は発表しました。

長野大学(上田市)の不正会計問題

同じ長野県内の上田市でも、上田市を設置者とする公立大学法人 長野大学では不正会計が行われていたことが2022年から現在まで何度も報道されています。

ただし、長野大学では、不正を行った者ではなく、「不正を告発した者」が逆に懲戒処分されました。

しかも、上田市の部長が、不正追求をしないように「不正を告発した教員に圧力をかける」などなされています(録音は証拠として裁判に提出)。

これらの長野大学や上田市の部長の行動は不正を告発したことに対する口封じや威嚇が目的であると、裁判の原告らは主張しています。

この不法な懲戒処分により訴訟問題に発展しているとマスメディアで報道されていることは、本サイトでも何度も説明させていただいています。

長野大学の不正会計問題は、共同通信社やNHKなどでも報道されたことで全国的なニュースとなり、最近では週刊現代ZAITENなどのマスメディアで報道されています。週刊現代では、自治体からの天下り問題なども含めた形の報道となっています。

松本市と長野大学(上田市)との違い

松本マラソンの不正会計問題は税金で運営されている大会で不適切な会計処理をしていたので、たしかに会計処理上、深刻な問題はあったのですが、報道を見る限りでは、松本市では、松本市長が謝罪会見をした上で2025年度の松本マラソンの開催を中止するなど、少なくとも問題に対して向き合う姿勢を見せています。

それに対して、長野大学(上田市)の場合は、不適切な会計処理だけでなく、不正を告発した者への報復が疑われるような行動が伴っており、松本マラソンの問題と比較すると、不正自体に加えて不正発覚後の対応が極めて悪質な印象を受けます。

特に長野大学の場合は、多額の金品が、不適切な会計処理で実際に行方不明になっており、その全容はまだ解明されてすらいません。また、上田市の部長が長野大学まで訪れて、不正を告発した教員らに圧力をかけて、不正調査をしたことを責めている録音(2020年10月9日)まで出てきています。

上田市においては、多くの市民が、長野大学の不正会計問題に対して心配し、改善を求めるために長野大学理事長や上田市の市長に再三に渡る問いかけを行っていますが、長野大学や上田市は市民に向けた回答をせずに沈黙を保っています。

長野大学においては、市民に対して、不正会計問題について公表も説明もなされていません。

少なくとも報道を見る限りでは、長野大学や上田市の対応には不誠実さを感じてしまいます。

長野大学や上田市の対応は大丈夫なのだろうか?

特に長野大学は次世代を担う多くの学生を教育していく立場にありながら、不正会計といった社会的にも重大な問題が発生しているにも関わらず、誠実な対応を取っていません。

長野大学だけでなく、設置者である上田市においても、先の上田市の部長の発言からも不正会計への向き合い方には極めて強い疑念を感じます。

2つの問題の比較

松本マラソン長野大学
ガバナンスの構造市直営+外部実行委(事務局は市職員)公立大学法人(理事長:上田市から指名)、市は設置自治体
問題発覚後の動き市長が即座に 公表・大会中止告発者を 処分、問題を非公表、
市の部長が告発者へ圧力
第三者チェック監査→第三者委員会→報告書公開予定第三者委員会が開催されたが非公開・監査報告には不記載
社会的影響市民イベント中止・経済波及損失学術研究の信頼性低下・大学ブランド毀損
現在の透明性市長の謝罪会見、松本市として問題を公表市民の活動、マスメディアの報道、裁判資料に依存
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