本会は、地域の中にある様々な大学が、地域と共に発展しながらどのように地域へ貢献していくのかというテーマで議論をする場として設置されました。地域にある大学は、「地域の財産」であり、地域の人々と共に存在することで、その価値を発揮します。
その中で、長野大学は、1966年に上田市(旧塩田町)の地域の人々によって設置された公設民営型の先駆的な大学です。つまり、地域に根差した大学で、地域とともに生まれ、地域と共に発展してきた大学です。
そして、長野大学は2017年に上田市を設置者として公立大学法人となりました。
しかし、公立化以降、長野大学の運営については、多くの問題が発生しています。 公立化を理由に、様々な思惑で大学運営がなされています。これは「大学のガバナンス改革」という体裁になっていますが、個々の問題を詳細に見ていくと大学として正しい方向に行っているのか、という強い疑問が生じるようなことが多々発生しています。
その中で「公の場で議論を」と上田市民らが中心となって市民集会として立ち上がったのが、「地域と大学を考える会」です。
共同代表
京谷栄二(長野大学名誉教授)、長島伸一(元長野大学副学長)、村山 隆(上田市民)